株式会社、株式投資、株式売買と様々なところで当たり前のように株と言う言葉が出てきますがそもそも株は何を示すのでしょうか。
具体的に挙げていきたいと思います。
そもそも株式は通説として社員権説があります。つまり株式会社の構成員いわゆる社員としての地位を指すと言う考え方です。
しかしながら株式会社の所有と経営の分離、株式や債券化に伴い、これを否定する説も称えられていますが、共益権を事実上行使しない株主であっても株式そのものが変質しているわけではないと言う考え方もあります。
そして株式を表すものとして有価証券が発行され、これが株式と呼ばれているのです。
世界で初めての株式会社はオランダの東印度会社と呼ばれています。
株式は会社に対する権利全体を均等に分けるとともに多額の出資を行ったものに株式の所有を認めることで資本の調達を可能にしました。
そして日本の企業の携帯には株式会社と持分会社があります。
持分会社は、各社員が出資額等に応じて、社員権を行使し、株式は種類ごとに均一に細分化された割合の構成単位を取る点が大きく異なります。
このようにして企業は有価証券を発行して市場から資本を調達することになりますが、株式会社は事業から出た利益の1部を原則として出資比率に応じて配当と言う形で株主には分配する必要があります。
もちろん、株主の側から見ると利益がなければ無配になる可能性があることも知っておかねばなりません。
また廃業したり経営が破綻した場合には株価の価値がゼロになります。
しかしながら株主の責任は有限責任であって、会社に多額の債務が残ったとしても株主が出資以上の損失を被る事はありません。あくまでも投資している範疇の自己責任です。
また、株式会社を解散した場合はその債務を全て履行しても資産が残ればその資産の所有権は株主にあり原則で出資率に応じて分配されることになります。
このような株式は市場で売買されることによってその価値が値上がり値下がりし、それが株価として表に現れます。
時価総額と言うのは発行されている株式の数とその時の株価を掛け合わせた金額であり、この金額が多ければ多いほど、企業として安定していると言えるでしょう。
株式会社として時価総額が多ければ多いほど、海外から買収される恐れはなくなり自社で全てを判断できる可能性が高くなるからです。
ちなみに日本の企業で言えばトヨタが圧倒的にナンバーワンになっています。